錆(サビ)礼讚

灯々庵

2020年11月08日 21:53

〜錆礼讃〜

美の定義とは何ぞや



私は錆(サビ)を育てている。



錆は、時間を味方にした芸術だと言い張る私と、廃棄物の何モノでもないから汚いという家人との間に論争が起きることがシバシバ。
しかし、先だっての錆取材記事での説得力のある文章から納得しつつある家人である。


錆は寂に通じるアート!
見事な記者の表現力に感謝


NPO事務局・錆ギャラリーへ
ようこそ

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美意識は様々で、裸体を描写した絵画や彫刻から【命の律動】を表現するのも芸術である。
しかし、リアル感のある全裸を美と捉えるには表現者の意図や作品から感じる品性(主観的ではあるが…)があり、評価が左右されて当然である。

知人芸術家のアトリエでのユンタクは、美の概念は何たるかをツマミにすることが多い。
私は「錆こそ、人智を超えた自然が創り出したアートだ」と、語る。
「錆は、時空間の記憶の堆積から育ったモノであり、付着した錆の状態から芸術に昇華する」と、段々と熱を帯びる。


何年も前に、米国で、素っ裸にボディペインティングしてストーリートパフォーマンスをした、前衛芸術界を牽引する1人でオノ・ヨーコ率いる女子団の話しは有名であり、表現力と行動力を賞賛するアーティスト達が多かったようだ。
全裸をキャンバスに見立てた表現を芸術と評価したのが、人権思想の強い米国らしい。
現在は、時代の変遷でそれが出来るかどうかは分からない。

世界中で平和と人権のための斬新なキャンペーンを展開している、故ジョン・レノンとオノ・ヨーコだが、そのメッセージを蓮の意匠にした作品がコレ↓


蓮がモチーフ
オノ・ヨーコ作


表現の自由はどこまで許容されるか?と、芸術論を絡めて仕事を共にする弁護士に聞いたことがある。

即答!
公然わいせつ罪は、「公然とわいせつな行為」を行った場合に成立し得る犯罪である。公然がポイント!と。
主観的に突き進む芸術家とは違い、法律家らしい答えに納得!
芸術に通じる情緒的なのは通用しなかった。堅い!


………………


私が、前衛アーティストの草間彌生さんファンになったのは、交流する芸術家達の影響から。


台湾での草間彌生展

草間氏は、幼い頃から統合失調症を患い、その境涯を背負って生きている。
私が感じる草間氏の作品からは、弱さをカバーする力強い原色と、不安に裏打ちされた命の安定を求める連続性が生きる為のバランスとなっているように感じる。
多くの作品には、命に繋がるようなタイトルが付されていて、草間氏の心象が伺える。
弱さ(統合失調症)から得られる才能は、強者を超える!ことも、草間氏の生き方を通しての嬉しいメッセージである。

…………


価値観と共感と、目指す着地点が似通う仲間との関わりに命が、命が精製されていく感覚がある。

・堅い仕事をする仲間
・社会貢献活動にエネルギーを
注ぐ仲間

・変哲な話しで盛り上がる仲間

・自己実現の為に知恵を
出し合う仲間

・禅寺で「生きる意味を哲学する」仲間


家には、回遊する私を静かに見守っている家人がいる。
離れた地には、DNAを引継ぎ分身達が平穏に暮らしている。
今ある全てに感謝です。


・NPO法人あきみよ 
理事長:棚原洋子
・日本フードコーディネーター協会会員
・沖縄県調理師協会会員
・日本食育インストラクター
・わ楽「花水木」主宰
法務省委嘱・人権擁護委員
・子どもの人権110番
(0120-007-110)無料
・女性の人権ホットライン
(0570-070-810)
・みんなの人権110番
(0570-003-110)


《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8
電話:090-9472-4414
E-mail:okinawa-sigen@at.au-hikari.ne.jp


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