棚原 洋子


■NPO法人あきみよ
代表理事

〒901‐2102
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話・090-9472-4414
■わ楽「花水木」主宰
■人権擁護委員(法務省委嘱)
■日本フードコーディネーター会員
■沖縄県調理師会員


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「てだ桑茶」が地域ブランドに昇華するとき

■住民主体の語れる特産品を創る■
《NPO法人あきみよ》






毎週木曜日の夜7時過ぎ、浦添市役所の会議室に集まる仲間がいる。
夜のとばりが降りて、一日の疲れを清算する時間に
パタパタと駆けつけ「コミュニティビジネス・地域振興」について学ぶ。
その二年間の学びの成果発表が、昨日(2/28日)、市長や多くの来賓を迎えて行われた。


発表した5名の学友



テーマ
てだ桑茶が地域ブランドに昇華するとき



プレゼン中!




①活動のコンセプト

この活動は、NPO法人あきみよ《食育部》が主催する。
活動の目的は、住民主体の「特産品・てだ桑茶」のブランド構築。
これまでに、てだ桑茶を食材にしたレシピ開発と体験の「場」のデザインとして、調理講習会を開催した。
これまでの活動の中から、人気のレシピを載せたリーフレットも出来上がった。
てだ桑茶の効用をイメージとして伝え、消費者の心をとらえるための文句として、

味も彩りも健康も
に任せる暮らし上手

というキャッチコピーを作り、これからの広報活動に活かしていきたい。




②地域ブランドとは


最近、地域再生のための地域ブランドに注目が集まっている。
地域ブランドとは、その地域が独自に持つ地域資源を体験の「場」通じて、精神的な価値へ結びつけることで、

買いたい
訪れたい
交流したい
住みたい

を誘発するまちのことである。
その地域資源が目指す最終目的とは
ものが売れ人が訪れるだけではなく、地域に関わる人々が、地域に誇りと愛着を持つことである。




③体験の場



地域住民の思い=現状把握のために、桑を食材にした調理体験の場でアンケートを実施する。




④課題と価値の共有

食材としての美味しさに称賛の声が上がる一方で、指摘や要望も多く、そこから課題となる声を拾った。

このような機会がなかった
<講習会を定期的に開催して欲しい
レシピを増やしたい
購入先が分からない‥‥‥など

他に「家族にも作って上げたい」との商品価値を支持する声があり、調理食材としての価値の共有が図れた。
また、一緒に活動の仲間に加わりたい!との積極的な参加者たちもいて、その活動の受け皿としての組織の体制を整えていきたいと思っている。




⑤ニーズと評価


課題は達成すべく目標であり、ニーズでもある。

⚫レシピを増やしたい
⚫体験の場を開催して欲しい
⚫購入先を知りたい

などのニーズがみえてきて、目標が明らかになった。
消費者ニーズを満たす商品やサービスを作り出すことが、ニーズに対する回答であることからすると、てだ桑茶に対する評価としては

ものも人も
地域の資源が活かされていない


ということになるでしょう。




ニーズとは

ニーズとは、商品やサービスに対して消費者の求めている「必要性」のことである。
なんでも必要なものが数多く生産されている飽和状態の市場では、他者を圧倒する商品が選ばれる。
すでに、市場に類似商品があり供給が満たされている商品であれば、付加価値という要素に欲求心理が働く。
その付加価値となる欲求心理に的確に訴えることで、他との差別化が図れオンリーワンの地域商品が生まれる。
一番上位の《自己実現ニーズ》は学習して満たされる欲求で、体験の場もこれに該当する。
アンケート結果で一番多かった「体験の場のニーズ」に対応することは、住民が主役となり地域課題の解決に取り組むことでもあり、そこには物語性という付加価値が付く。



残りのプレゼン内容、目標達成に向けての
【独自性】
【将来性】
【社会性】

と、《地域の食で地域の魅力を伝える》は文言が多くて割愛する。



☝桑の粉末を食材にした、人気レシピのリーフレットが出来ました。ご希望の方は下記までご連絡下さい。




味も彩りも健康も
桑に任せる暮らし上手


地域の課題を解決するという志を持った仲間と、二年間学んだ。
浦添市の丁寧なプログラムから多くのことを学んだ。
各自仕事を終えての参加は、仲間同士の励ましがあって継続できた。その貴重な学びから、それぞれの立場で研究発表が行われた。

子供の貧困が社会問題となっている今、県内で二番目のこども食堂《てぃ~だ食堂》を始めた学友はそれが発表のテーマだった。
そのサポーターをしている学友は、サポーターの立場で発表した。

沖縄電力勤務の若き学友は、自治会の活性化のために《青年会》を結成した。これまでも、野球指導やエイサーなど、若者の居場所作りに取り組んでいてその延長での組織化である。

浦添市城址の側に居宅がある学友は、琉球王国の発祥の地(浦添)として、歴史感覚を取り込んだまちづくりがテーマだった。

それぞれが二年間で学んだことを、理論的に考察しての研究発表だった。
学びを終えても、情報交換と連携を深めて、地域課題の解決に取り組むことを話し合っている。




‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

わ楽「花水木」主宰・棚原洋子
NPO法人あきみよ 代表理事
日本フードコーディネーター協会会員
沖縄県調理師協会会員
食育インストラクター
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8カーサいしはんた
Tel:090-9472-4414(棚原)
E-mail :okinawa-sigen@at.au-hikari.ne.jp






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2016年02月29日 06:58
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