おきなわ的 命のリズム♬NPO法人あきみよ

第８回.

半
島
芸
術
祭


《半島芸術祭》は、南城市で創作するアーティストの工房やカフェを巡る芸術際である。

23日(月.祝)まで

ハート❤のかたちの南城市は、沖縄県の南部に位置して那覇市から車で３０分の場所にある。
何故、作家たちはこのまちに辿りついたのか？
大自然に抱かれていると、その答えがかえってくる。

南城市は
琉球創世の神.《アマミキヨ》
が降り立った地である。
琉球開闢(かいびゃく)の地として
聖地として
琉球の精神文化が息づく地である。

命の鼓動は
作家たちの思いと技により
作品に投影されている。

～陶芸工房.かみや～

上段左《2015.めし椀グランプリ展受賞作品》

真っ先に【陶芸工房.かみや】に行った。
主宰するかみや氏は、当イベントの実行委員長として長年尽力している方で、《沖縄県工芸士》の認定を受けている。
確かな技術で造り出される丁寧な造形と、独自の手法で編み出される奥行きのある色合いは、「花水木」の個展でも多くの参観者を魅了した。
西武工芸展.九州陶磁器展外、県内外の数々の受賞歴で社会的な評価を受け、その確かな技術を人材育成にも注いでいる。

✳キチッとした意匠作品とは裏腹に、振り幅の大きい神谷氏のトークは面白い！それもまた、工房を訪ねるポイントでもある✳

里山を思わせるのどかな集落に、【トゥドロップス】はある。くねくねと集落を走らせる行路が、ワクワク感を増幅させる。
親愛なるseikoちゃんに車の運転を任せて、悠々と旅気分を味わう至福もまたいい。

画風と物語が光る一冊

原画

デジタル化が進み、パソコン操作で絵本製作が出来る時代になった。
そんな中、時間をかけて思いを紡ぎ色を重ねて一冊の絵本を製作している方がいる。
東京芸術大学卒業後、デザイン事務所勤務を経て絵本作家となった《津田直美》さんが主宰するギャラリーカフェ.トゥドロップスを訪ねた。
素朴な空間は、手を加えすぎないところに緩さがあり、作家の作品(絵本)や、その製作の過程に登場したというぬいぐるみや雑貨が展示されている。
沖縄の地に引かれて５年前に引っ越してきたそうだ。

５０冊以上の出版は、子育てを経験した中から生まれた内容が散りばめられているそうで、揺るぎない発信は絵本の本質をとらえている感がした。
また、アナログ仕上げで時間をかけているところに絵本作家としての《ホンモノ》をみる思いがした。

絵本【とっておきの日曜日】は、簡単なおやつなどの作り方とそれにまつわる物語で、親子で楽しめる内容になっている。⤵

多くの中からお気に入りを二冊

☝地球と仲良し絵本シリーズ【みどりのカーテン】について、出版のいきさつを作家さんが語ってくれた。
「ゴーヤーなどの葉っぱの特徴を、上手く描けることが条件だった」と。





専門書をかみ砕いたような絵本は、親子で学べる内容で、二人の息子.ご主人とのエコ的暮らがベースになっているそうだ。

心に余白を持つ！
癒しの原点と言われるゆらぎの形が南城市にあった。
幸福を感じるセンサー、その右脳を磨く出会いも楽しみの一つである。



型苦しい理論はさておき、まず、体感することをおすすめしたい。

その答えを、半島芸術祭は準備して待っている。

半島芸術祭(南城市)
23日(月.祝)まで

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わ楽「花水木」主宰.棚原洋子
NPOあきみよ 代表理事
日本フードコーディネーター会員
沖縄県調理師会員
食育インストラクター
E-mail
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8 ｶｰｻいしはんた
電話／090-9472-4414