台湾の旅➕台湾暮らしを終えて
琉球
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中国
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enjoy台湾の旅で、台湾で出来ること朝・昼・晩を満喫して沖縄に帰った。
台湾で《食べて》《遊んで》《暮らした》ほとんどが心地よく記憶された。しかし、順益台湾原住民博物館で観たサンやハジチの写真。故宮博物院で観たビンシーや迪化街のお寺で観たうちかびの記憶が消化不良のまま浮游している。
浮游する図紋
そこで、《台湾で観た沖縄文化》のホントを、古書を頼りにあらためて確認することにした。
レコード時代を青春した家人の本棚にはこの類いの古い本が並び、知りたい欲求を満たしてくれる。
作家・又吉盛清➡
は元大学教授で歴史家で、中国・台湾に関する著作が多い。家人の親友ということもあり、興味の矛先を刺激する。
~サンとは~
サンはススキや茅を結んで作り、魔除けとして食物の上に添えたり、外出する際につける。
また、屋敷の御願んや地鎮祭などにも用いられる。
ススキなどの
生命力の強い植物は
ヤナムン(悪霊・魔物)を撃退する力
があると信じられていた。
生命力の強い植物は
ヤナムン(悪霊・魔物)を撃退する力
があると信じられていた。
「花水木」のお客さま・高良女史から、よく手作りのイチゴ大福や豆大福を頂いた。必ずサンが添えられいてそのさりげない心遣いが嬉しかった。
~ハジチとは~
明治の末頃まで沖縄で広く行なわれていた 女性の刺針(いれずみ)で、成女儀礼として指から手の甲、ひじにかけて施された。
模様は、デザイン的な美しさと呪術的な意味合いを備え、女性の一番のおしゃれだったと言う。1899年に刺針(いれずみ)の禁止令が出された。
=図柄が地方により異なる=
=図柄には意味がある=
①矢じり
刺すという意味合いから、魔除けや嫁に嫁いだら二度と戻らないようにとの願い。
②弓
赤ん坊が逞しく育って欲しいとの願い。
③扇形
初孫が出来たときに施す。
④貝
意味不明
⑤まるぶし
意味不明・両手の甲と左手首外側に施す。
⑥五つ星
意味不明・両手外側に施す。
✳単純で美しい象形図柄に惚れている私です✳
ウチカビ
あの世のお金で通貨単位は、中国・台湾と同じの「元」。おばぁ~ちゃん達がブツブツと話す願いごとでは「○○元持たします」と言ってるらしい。
煙の力を借りたあの時代の送金と違い、現代風送金は指定口座への振込報告かも‥‥‥。何れにしても通貨単位は変わりなく、為替の影響も受けないようだ。
ウチカビの通貨単位「元」には驚きです。
台湾の通貨「元」⬇
「ウチカビ」は元々中国で死者のためにお金を焚く習慣が広がって、今でも沖縄・奄美・台湾では文化として根付いている。
主に、晴明節(シーミー)、中元節(お盆)といった死者の祭祀や神への祈願のときに焚く。この時期になると沖縄のコンビニでは、グソー(後世)のお金が販売される。
我が家の会計でも、特別の時期になると「特別勘定」として当たり前のようにお金の束がお出ましする。
台湾の迪化街を散策していたら、煙の匂いが‥‥‥。
神殿入り口の台の上には、果物・花・線香と一緒に
「ウチカビ」が供えられていた。
沖縄のウチカビのように、お金の刻印はされていないが色と紙質は似ていた。
若者が多いことをみると、きっと「縁結び」「合格祈願」の神さまが祀られているだろうか?!(憶測です
昭和レトロ迪化街の夕暮れ
この通りの寺で「ウチカビ」と出会う
ビンシーのこと
ビンシーとは携帯用の御願道具。御神酒(泡盛)や、ヒラウコー(線香)、ウチカビ(あの世のお金)、お米などがコンパクトに収納できるようになっている。晴明節(シーミー)や屋敷御願などに使うというが、法事道具の中でも特別
台湾・故宮博物院の展示品に「ビンシー」があった。
法事に関して無知の私は、ビンシーに関しても知らなかった。しかし、「三人よれば」で誰かのセンサーが働き、あらためて沖縄の文化を学ぶきっかけとなる。
行動してはじめて気づく「知らないこと」。
《台湾の暮らし体験》
外食産業が旺盛なのにまちが綺麗❗
最初の印象でした。ゴミ捨て事情の好影響でしょうか?!日曜日を除く毎日、分別したゴミの種類に関係なく、各人で直接ゴミ収集車に回収してもらう仕組み。そんな仕組みに従って、午後8時、指定の場所で回収車を待ち投げ入れる。
友人はひたすらこの感動を動画で記録していた。ゴミ捨て経験、それだけでも異国の暮らしは刺激的で楽しい❗
回収車を待つ住民・午後8時
enjoy台湾の旅は現地を享楽するだけではなく、宿題まであった。
沖縄から一番近い外国の「台湾」。文化や気候も沖縄と似ていて馴染みやすい。成熟期の今の日本と違って、成長路線を走っていると感がして非常に活気がある。
台湾の国旗
台湾は世界第21位の経済規模で面積は九州くらいで、最高峰は富士山より高く雪も降る。
人口はおよそ2,300万人で日本の人口のおよそ
《5.5分の1》
沖縄県の人口は2015・10月でおよそ140万人。
台湾は、沖縄県のおよそ17倍の人口が九州くらいの国土に暮らしている。
過去に琉球弧のひとつとして、中国からの影響を受けた共通の文化がある「台湾」。
人の優しさには、何度訪ねても感動する。
感動の源泉が人から
を確認する「台湾」でもある。《歩々是道場》
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
わ楽「花水木」主宰・棚原洋子
NPO法人 あきみよ代表理事
日本フードコーディネーター協会会員
沖縄県調理師協会会員
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話:090-9472-4414
E-mail :
NPO法人 あきみよ代表理事
日本フードコーディネーター協会会員
沖縄県調理師協会会員
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話:090-9472-4414
E-mail :
2016年01月21日 22:12