台北《故宮博物院》で感動体験
■故宮博物院■で感動体験
台北故宮博物院には、北宋(960~1127年)から南宋(1127~1279年)・元・明・清に至る皇帝によって集められた高品質の文物が収蔵されている。
台北・故宮博物院
故宮博物院は、世界四大博物館のひとつでおよそ70万点弱の収蔵品があり、その中から6000点~7000点を3ヶ月から6ヶ月おきに入れ変えて展示している。
全てのコレクションを見るのには10年以上かかるそうだ。
入口ゲート
■ 公為下天 ■
故宮博物院のゲートには、公為下天の編額が掲げられていて、訪れる度にその意味を思いながらゲートを通る。
《公為下天とは》
台湾で国父として崇められている孫文(孫中正)さんの政治信条で
天下(政治は)
偽政者のためにあるのではなく
公民のためにある
偽政者のためにあるのではなく
公民のためにある
《孫文=孫中正》とは
余の力を中国革命に傾けた革命家
その目的は
中国の自由・平等・平和を
求めることであった
余の力を中国革命に傾けた革命家
その目的は
中国の自由・平等・平和を
求めることであった
‥‥‥‥‥‥‥至宝の奥深い魅力‥‥‥‥‥‥‥
写真は図録から
鏤彫象牙雲龍文外套球
12㌢メートルの球体は一本の象牙から彫刻されていて、龍の透かし彫りを施した球体の中には、24個の球体の透かし彫りが入っている。
そのどれもが独立してクルクルと回る透かし彫りで、親・子・孫の三代で制作したという意匠は、神技と時間から生み出された奥深い魅力をもっている。
作品の入れ替えがあり、何時でも観ることが出来るとも限らず好運だった。
玉・彫刻
鮮やかなオレンジ色の玉からできた三個の正方体と、それにつながる鎖がひとつの玉から出来ている。
鎖は組み合わせたような繋がり方をしているのが、匠の技の見せどころで美しい。私の好きな作品のひとつで、何度の鑑賞でも飽きない。
皮・この石材は多孔質の構造で染色することが可能。
タレのよく染み込んだ角煮の皮の表現が出来た。
バラ肉の赤身と脂身が層をなしている。
石材がもつ【赤と白】の縞目をうまく活かした絶妙な彫刻表現
肉形石・瑪瑙(メノウ)
(清時代・18世紀~19世紀)
故宮博物院所蔵品の中で、「翠玉白菜」に並ぶ名品として有名な展示品。
‥‥‥特別展・青磁‥‥‥
無駄なく洗練された形
力強さと繊細さを併せもつ
気品高い彫りと模様
力強さと繊細さを併せもつ
気品高い彫りと模様
この特別展は、清朝宮廷コレクションの文脈を辿る逸品を、青磁の《焼造背景》《鑑賞の趣》などに分類し、分かりやすく作品の特徴を提示することにある。
北宋時代(960~1127年)は、陶磁器がその魅力を余すことなく開花した時期で、白磁・青磁・白釉陶器などのそれぞれの個性豊か器が生まれている。
《写真はリーフレットより》
~沖縄を感じる故宮博物院~
獅子
ゲート入口ではシーサーを思わせる「獅子」が歓迎してくれる。
今回の展示品の中に、沖縄のウガン(拝み)に使うビンシーがあった。中国文化の影響が大きい沖縄と、台湾との三方関係を故宮博物院で観た。
何度訪ねても、そのときで違う感動がある
《台北故宮博物院》
本物には画集とは違う奥深い感動がある。
心を動かしてくれる何かがある。だからこそ《本物》であり《体験》だと思っている。
感動体験の蓄積は、チャレンジと楽しく生きる意欲を養うという。世界四大美術館のひとつ《台北・故宮博物院》で得た新たな感動で気持ちが弾んでいる。
《enjoy台湾》
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
わ楽「花水木」主宰・棚原洋子
NPO法人 あきみよ理事長
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話:090-9472-4414(棚原)
E-mail :
わ楽「花水木」主宰・棚原洋子
NPO法人 あきみよ理事長
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話:090-9472-4414(棚原)
E-mail :
2016年01月13日 23:28