棚原 洋子


■NPO法人あきみよ
代表理事

〒901‐2102
沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話・090-9472-4414
■わ楽「花水木」主宰
■人権擁護委員(法務省委嘱)
■日本フードコーディネーター会員
■沖縄県調理師会員


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「カーミージ物語」・美しい海の埋め立て計画

カーミージー物語


浦添市には、キャンプキンザーという米軍基地に阻まれた美しい海がある。
先日、その海の保全に取り組んでいる《カーミージの海で遊び隊》の案内で、夜の海の観察会に出掛けた。


おしゃれなマリンシューズを履いた高校生



注意事項を説明する主催者(深夜1時)



識別のライトを手首に装着



遠くは北谷方面



近景・浦添市の高層ビル群



深夜1:30分・沖に向かう



深夜3時・岸に向かう


この海はかっては、人々の命を支えた海として暮らしに寄り添い、《カーミージ》と呼ばれ慕われていたという。ところが戦後の米軍基地建設(キャンプキンザー)により、暮らしの海は剥奪され地域住民から忘れ去られた海となった。皮肉なもので、その基地があるゆえに、手付かずの懐かしさが残っている。
里海の景色が、命の浄化をする感覚を、体感して欲しい場所でもある。
残念ながらその美しい海は、隣接するキャンプキンザー返還合意に伴い、人間のはてしない欲望のえじきとなる青写真(埋め立て)が出来ているそうだ。
それについて、賛否両論の住民の声があり浦添市長選では【埋め立て反対】を公約に上げた市長が当選した。
しかし程なくして公約撤回があり、人口ビーチやホテルをつくる計画に転向したようだ。



昨年は、その埋め立てに関する市民代表という名目で(18名)公聴会に出席した。
その時の参加者の一人が「カーミージーで遊び隊」代表の浪岡さんである。
3回の公聴会は議論できる情況にはなく、空転して会は終わり、後日、広く一般市民に呼び掛けての大々的なやり直し公聴会となった。
手法を疑問視した住民の声をマスコミでも大々的に取り上げて、西海岸埋め立ての関心の深さを示した。

ガイドの浪岡さんは、公聴会でも市長に穏やかに訴えていたのが印象に残っている。
・「埋め立て場所の少しの移動があると言うが、それでも海流は変わり、生態系は間違いなく変わる」
・「シンガポールのようなリゾート地を描いているが、ありのままの海こそ、今求められている観光資源ではないか!都市部の近くに広がる里海だからこそ、大切にしないといけない!」
「リゾート開発を真似する必要がありますか?ありのままの沖縄にひかれて皆、沖縄を訪ねるんですよ」

大勢の拍手が、公聴会参加者の認否を表していた。

浪岡氏は沖縄の海にひかれて8年前に沖縄移住したそうだ。それだけに、外部の視点で話す客観的な内容には説得力があった。

その時の様子(ブログ)⤵




カーミージー(亀瀬)由来の岩
亀に似ている!



春にはアオサ(海藻・ヒトエグサ)の採集も出きる
美味しいです!



命の原点・海
神秘的な夜のカーミージ



えびの巣穴・巣穴の周囲に珊瑚のかけらを積む



ベニツケガニ
攻撃的なこのカニは、すぐに噛みつくらしい。


イソギンチャク



ナマコ・一見するとヘビ
ちょっと気持ち悪いが‥‥‥‥‥‥



いも貝⚠毒あり



フジツボ



説明するガイドの浪岡さん



カーミージの海の仲間(主催者製作)


沢山の希少生物に出会った

ガイドの浪岡さんは、一つびとつに丁寧に接しながら、その習性・特性を解りやすく説明してくれた。

感動的な言葉をおっしゃった。
「モノ言わない小さな生き物だが、私たち人間の命に繋がっていることを忘れてはならない」
「この海を埋め立てて開発する意義は?」
「一度失った生態系は取り返しがつかない!」
「自然に対してもっと謙虚にならないといけない!」
‥‥‥‥‥‥‥‥‥

等々




この海の観察会は、「カーミージーの海で遊び隊」が《毎月一回》基本的には《昼間》に主催する。


【パンフレットより】
この海は、埋め立てられずにのこっている中で、数少ない自然観察が出きる海です。
私たち「カーミージーの海で遊び隊」は、海の豊さと素晴らしさを、埋め立て計画が進む前に広く小中高生や市民に広めるために活動を始めました。
「沖縄の海がなぜこんなにきれいのか?」ということを、一人びとりが考えるきっかけになればと思っています。


連絡先・カーミージーの海で遊び隊
090-1901-9952(浪岡)




すっかり人は眠りについている深夜1時にこの観察会は始まり、解散したのが深夜3時30分。
この海を知り尽くしているから語れる
主催者の並みならぬ思いが伝わった


一度失なった生態系は戻せない❗


この言葉を反すうしながら、声なき声の出会った生き物たちの姿を思い出している。






‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥


わ楽「花水木」主宰
NPO法人 あきみよ 代表理事:棚原洋子
日本フードコーディネーター協会会員
沖縄県調理師協会会員
食育インストラクター
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8カーサいしはんた
電話/090-9472-4414
E-mail : okinawa-sigen@at.au-hikari.ne.jp




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