《十五夜》~月々に 月見る月は この月の月~
十
五
夜
【 中秋の名月 】
五
夜
【 中秋の名月 】
月々に
月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月
月見る月は多けれど
月見る月はこの月の月
「百人一首より」
中秋の名月と言われる十五夜の風習は、月を信仰する中国から伝わったと言われている。
和歌や童謡にも多く詠まれ、日本人の月に寄せる思いは、心の拠り所であり祈りの対象でもある。
今日の十五夜は台風の影響を受け、残念ながら名月は雲に隠れている。
それでも、人とモノとの出会いから、名月同様、十五夜気分を堪能することができた。
十五夜
詩と絵の二人展へようこそ
十五夜という月の時間に重ねての二人展
アーティストは
すずな&上里綾
詩と絵の二人展へようこそ
十五夜という月の時間に重ねての二人展
アーティストは
すずな&上里綾
十五夜の今日、《天の時》をテーマにした展示会へ出かけた。
無機質なギャラーリーに秋風のそよぎを感じるのは、紡がれた言葉とそれに呼応したイラストのゆらぎからくる波動でしょうか。
二人は親友というだけに、融和な結束が作品からにじみ出ていて、会場は心地よい空気に包まれていた。
カナダ在住のすずなさんは、当NPO理事.長嶺氏の娘さん。異郷の地でふるさとを思う心の象は言葉となり、綾さんのイラストと融合して形を整えた。
ことばと絵、絵とことば、その前後はよく分からないが、共鳴しているのは確かだ。
カナダと沖縄、その距離感が、振幅のある作品となり、参観者を魅了したように思える。
《思うは叶う》
行動力と表現力、《天のとき=十五夜》に集約された感性は、心の象として沖縄の地を耕した。
この後、二回.三回と展示会が行われることを願っている。
心を鎮める月は、古典芸能の歌として詠まれることもある。
《古典舞踊.瓦屋情話より》
押す風も
今日や心あてさらみ
雲晴れて照らす
月の美らさ
今日や心あてさらみ
雲晴れて照らす
月の美らさ
タオルのデザイン.月
(先日 I氏からお土産として頂く)
旧暦8月15日のジューグヤー(十五夜)には、月明かりのもとで、獅子舞いや舞踊など地域性のある芸能が催される。
《獅子頭》.彫刻家/ゴヤフリオ作
他県では、正月芸能のイメージが濃い獅子舞いですが、沖縄ではお盆・十五夜に行われるのが多いとか。
前に、汀良町( 那覇市首里)の伝統的な《獅子舞い豊年祭》に招待されたことがある。
伝統芸能を守り伝承しているのは地域の青年会で、会のリーダーである中村圭介氏は花水木のお客さま。中村氏は二年前、20代の若さで那覇市議に当選した。学生時代からまちづくりに関わり、サラリーマンを経ての市会議員である。誠実で行動力があり、《利他的》な信条は、地域を代表する本物の政治家であると思っている。若きリーダーの、益々の活躍を陰ながら応援している。
ふちゃぎ
沖縄の十五夜にかかせないのが、「ふちゃぎ」。
表面に茹でた小豆をまぶしたふちゃぎには、魔除けの意味がある。
糸満市小波蔵に伝わる綱引き歌(琉歌)には、ふちゃぎが歌われている。
月や真ん中に
星やあまくまに
餅とぅ赤豆とぅ
抱ちゅる如さ
星やあまくまに
餅とぅ赤豆とぅ
抱ちゅる如さ
【歌意】
月は真ん中に 星はあちこちに 餅と小豆が 抱き合っているようだ。
自然界との調和は人類普遍の礼節である。
辺野古の海に注がれる月あかりが、美しく反射することは平和の象徴でもある。
沖縄の豊かな自然を人の手で搾取してはならない❗
人類の平和は
沖縄から!
沖縄から!
そんな思いで、月に思いと祈りを捧げている。
「十五夜✨」
………………………………
わ楽「花水木」主宰 棚原洋子
NPO法人 あきみよ 代表理事
日本フードコーディネーター協会会員
食育インストラクター協会会員
沖縄県調理師協会会員
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8カーサいしはんた
電話/090-9472-4414
E-mail :
okinawa-sigen@at.au-hikari.ne.jpNPO法人 あきみよ 代表理事
日本フードコーディネーター協会会員
食育インストラクター協会会員
沖縄県調理師協会会員
《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8カーサいしはんた
電話/090-9472-4414
E-mail :
【お知らせ】
NPO法人 沖縄地域資源支援プロジェクトは、9月からNPO法人 あきみよに改称いたしました。
「あきみよ」とは、沖縄古語で、
これからも宜しくお願い致します。
2015年09月27日 23:19