棚原 洋子


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沖縄県浦添市前田3-3-8 カーサいしはんた
電話・090-9472-4414
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"ソーロー草"でご先祖おもてなし

■ソーロー草でウトゥイムチ■
(おもてなし)


思いは叶う

旧盆前のスーパーで「精霊箸」というプラスチックの商品を見て、ざわついていた気持ちがようやく落ち着いた。
お盆の中日に親戚宅を訪ねた時、本物のソーロー草に出会い、ざわつきに呼応してくれた。
聞けば、「いつもやってるよお~」だと。
毎年訪ねている親戚宅なのに、意識の外にあると目に入らないということを実感!
「人は見えるものを見ているのではなく、見たいものを見ている」との心理学での実証があり、「意識する」ということと脳の関係が興味深い。

■ソーローホーチ&ソーローメーシ■


"ソーローホーチ"→精霊ほうき
"ソーローメーシ"→精霊箸

ソーローホーチとソーローメーシでご先祖さんをもてなしているお嫁さん曰く、「生前、義母(姑)がいつもそうしていたからさ」と。
しきたりを引き継ぐ大切さと、その意味を理解して粛々と実行している素直なお嫁さんに尊敬を抱く。同じ嫁の立場なのに何故違う!と自問自答しながら……(笑)


ソーローホーチ


ソーロー草(メドハギ)の葉のついた小枝を束ねたものをソーローホーチ(精霊ほうき)といい、ウンケー前に戸口などに置く。
あの世からのご先祖さまが、子孫宅に上がる前に足を洗うためのモノだそうで、物語が琴線に触れる。


ソーローメーシ(精霊箸)


ソーロー草の枝を適当な長さに揃えて、箸として使う。
生のソーロー草は、 ファーマーズで手に入れたそうだ。
売られていた、あの造花のようなプラスチック制の"精霊箸"が下方で組み立て式になっていた理由が判明。
上がソーローホーチで下方がソーローメーシということか……。
合理的で経済的な思考がここまで侵略してきて、商魂の逞しさを痛感している。


ホンモノには味わいがある






葉の茎は組み立て式で風情がない!
ブラスチック制だもの……





メドハギ(ソーロー草)はどこに自生しているのか気になって、知人の植生学専門(大学教授)からの情報入手に動いた。

メドハギは高さ1㍍ほどに生長する多年生の草本で、日当たりの良い痩せた土地を好んで生育するそうだ。



旧盆前のスーパーで発見した偽モノの「精霊箸」から始まり、その植物を探すことになったきっかけを嬉しく思う。
また、一緒に生えてる場所を探すことを快諾した専門家には感謝している。
お盆万歳\(^o^)/


………………

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・わ楽「花水木」主宰
・法務省委嘱・人権擁護委員
(人権問題のご相談を受付します=無料)

《事務局》
沖縄県浦添市前田3-3-8カーサいしはんた
電話:090-9472-4414(代表)
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